サブアクティビティ

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サブアクティビティ

サブアクティビティ要素はアクティビティ図で利用します。サブアクティビティ要素はツールボックスのアクティビティグループから作成可能で、配下に別のアクティビティ図を持ちます。

必要に応じて、対象のアクティビティ内での処理が他のアクティビティから影響を受けないことをプロパティで示すことが可能です。(プロパティサブウィンドウの「常に独立」のチェックボックス)

 

Enterprise Architectでは2種類のサブアクティビティの利用方法を提供しています。 基本形態と特定目的形態です。

 

 

利用手順:

リボン

モデル > ダイアグラム > ツールボックス :  メニューボタン | アクティビティ

キーボード

Ctrl + Shift + 3 : メニューボタン | アクティビティ

その他

ダイアグラム上部の領域にある ボタンを押すとツールボックスを表示できます。

 

 

サブアクティビティ要素の作成

ツールボックスのアクティビティグループからサブアクティビティ要素を配置すると、次のようなメニューが表示されます。

 

 

上の2つの項目は ループノード および 条件ノード を作成します。

「その他」を選択すると、サブアクティビティの新規作成ダイアログが表示されます。

このダイアログでは、このページで説明している4種類のサブアクティビティを作成できます。

なお、通常のサブアクティビティ要素を作成できます。

 

 

 

サブアクティビティ要素の種類

項目

説明

基本的なサブアクティビティ

サブアクティビティ要素は、自動的に子ダイアグラムとしてアクティビティ図を持ちます。

ループノード

ループノードは、アクションやアクティビティで表現された処理の繰り返しを表現するために利用します。

条件ノード

条件ノードは、含まれるアクションやアクティビティの処理が、特定の条件で実行される場合に利用します。

構造アクティビティノード

実行可能で順序のあるアクティビティノードを示します。内部には、アクション・デシジョン・マージなどの要素を含みます。場合によって処理が分岐したり、階層構造になる場合もあります。このノード要素は、他の構造アクティビティノードの元になっています。

シーケンシャルノード

実行可能でシーケンシャルなアクティビティノードを示します。

 

注意:

これらの4種類のサブアクティビティはコンポジット要素になります。しかし、ループノードおよび条件ノードは子要素(アクティビティ)を、サブアクティビティ要素の上に直接配置します。これは、コンポジット状態と同じ表現方法です。子ダイアグラムとして内容を定義できません。

つまり、子ダイアグラムの内容を表示の機能をループノードおよび条件ノードで利用できません。なお、サブアクティビティノードの場合にも利用できません。これは、ループノードおよび条件ノードの既定クラスになっているからです。しかし、これらの2つの要素をコンポジット要素として作成し、親のシーケンシャルノードの構造を子ダイアグラムで表現することは可能です。

 

 

ツールボックスのアイコン

 

 

参照: