アクティビティ図

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アクティビティ図

アクティビティ図は組織の構造やワークフローのビジネスモデリングからシステムの設計までアプリケーションの開発に幅広く利用されるダイアグラムです。

 

注意:

UML2.0以降では、アクティビティ要素は個々の処理を示すための要素ではなくなり、通常はアクティビティ図にアクティビティ要素は配置しません。個々の処理を示す要素としては、アクション要素を利用します。アクティビティ要素には、コントロールフローやオブジェクトフローはつながりません。

 

 

ダイアグラムの例

下のダイアグラムではアクティビティ図の主な要素や接続が利用されています。具体的には、アクション・開始ノード・終了ノードやデシジョン/マージです。

 

 

ツールボックスの要素と接続

要素

接続

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

レーン・プールの向き

アクティビティ図では、配置するアクティビティパーティションの既定の向きを設定できます。初期値は「なし」で、横方向・縦方向を指定できます。

 

向きを指定するには、ダイアグラムの背景で右クリックしてメニューを表示し、「レーン・プールの向き」メニュー以下の項目を選択してください。

以下のいずれかを指定できます。

分類

説明

なし

既定値です。特別な処理は行いません。

横方向

配置するアクティビティパーティションの既定の向きは横方向になります。

縦方向

配置するアクティビティパーティションの既定の向きは縦方向になります。

 

 

注意:

  • 分析図 (単純なアクティビティ図)も ダイアグラム・モデルテンプレートの追加 ダイアログから作成できます。
  • 作成したアクティビティ図は、シミュレーション機能に利用できます。ただし、シミュレーション機能を利用する場合には、原則として対象のダイアグラムとダイアグラムに配置されている要素が1つのパッケージに含まれている必要があります。複数のパッケージにまたがる場合には、別途パッケージ図を作成し、パッケージ間に「パッケージインポート」の関係を作成する必要があります。

 

 

参照: