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ユーザー機能要素は粒度の小さい機能や特性を示します。要求を満足するような機能についての、顧客側の視点での表現になります。例えば、「状況に応じたヘルプ」「VB.NETをリバースエンジニアリングする機能」などです。
ユーザー機能はFeature-driven development (FDD:ユーザー機能駆動開発)の方法論に基づいた、要求収集の段階で利用されます。要求を満足する製品の特性を適切に表現するために利用されます。一つのユーザー特性は一つ以上の要求を実現します。また、一つの要求は複数のユーザー特性によって実現されます。
ユーザー機能は、ユースケースとも関連を持ちます。ユースケースでは要求を満たすためにシステムが行う利用者との相互作用を定義します。このとき、ユーザー特性はこの相互作用の手段を提供する機能として明示されます。
ユーザー特性要素はUMLの要素ではありません。振る舞い特性 (操作あるいはメソッド) や 構造特性 (ポート, パート や 属性)とも関係がありません。
特性要素を利用するには、ツールボックスの要求グループを利用します。
注意: |
ユーザー機能要素には、要素を区別するための記号として F を右上に表示できます。ユーザーのオプションダイアログの要素グループにある 「カスタム要素を区別する記号を表示」 にチェックを入れてください。 |
ツールボックスのアイコン
参照: