それぞれの要素には、さまざまな情報を保持できます。プロパティサブウィンドウやプロパティダイアログから設定できる内容には、以下のような内容があります。
- 名前や別名・ステレオタイプなどの一般的な項目
- 多重度や並行性などの追加の項目や、属性や操作などの情報
- 要素の種類ごとの個別の情報
- 要素のタグ付き値
- 要素に関する要求(責務)
- 要素が満たすべき制約
- 要素に関するシナリオ(主にユースケース要素で定義)
- 要素に関係する、外部のファイルやURLなどの情報
- 他の要素との関係
- テンプレート束縛の関係がある場合には、テンプレートに関する情報
この章では要素のプロパティとその設定方法・要求・制約・接続・シナリオ・タグ付き値・関連ファイル・分類子などについて説明します。
利用手順:
ダイアグラムやモデルブラウザで対象の要素を選択:
リボン
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モデル > 要素 > サブウィンドウ > プロパティダイアログ
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コンテキストメニュー
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要素を右クリック | プロパティ | ダブルクリック動作
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キーボード
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その他
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ダイアグラム内の要素をダブルクリック
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ボタン
プロパティダイアログのどのページでも、以下のボタンを利用できます。
項目
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説明
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OK
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このボタンを押すと、変更内容を保存してダイアログを閉じます。
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キャンセル
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このボタンを押すと、変更内容を破棄してダイアログを閉じます。
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適用
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このボタンを押すと、変更内容を保存しますが、継続してダイアログを利用できます。
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ヘルプ
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ヘルプを表示します。
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注意:
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- プロパティダイアログは、要素の種類によって表示内容に違いがあります。以下はその一例です。
- テーブル要素およびストアドプロシージャ要素では、「基本」タブの他に「テーブルの詳細」タブが表示されます。
- 上記以外のクラス要素は、「基本」タブのみが表示されます。
(共通で表示される「タグ」タブなども表示されます) - サブジェクト(境界)要素は、独自のプロパティダイアログが表示されます。
- ワイヤーフレームの要素は、自動的にワイヤーフレームのタブが選択された状態で表示され、ワイヤーフレームの要素ごとの独自の情報を編集しやすくなっています。
- アドインが有効になっている場合には、ダイアグラム内の要素のダブルクリックで、アドイン独自のプロパティダイアログが表示される場合があります。
- プロパティダイアログの大きさは変更できます。ダイアログの大きさを大きくすると、ノートなどの入力欄が拡大しますので便利です。
- 「責務」グループ以下の「要求」「制約」「シナリオ」「ファイル」の4つのグループは、責務サブウィンドウでも内容を参照できます。
- 「全般」グループの「タグ」タブは、独自に追加したタグ付き値が表示されます。
- プロファイルで定義されている独自のタグ付き値は、プロファイル名のタブに表示されます。
- 要素のインスタンスの場合には、その分類子(型)の情報が表示される項目もあります。
- 対象の要素が、UMLプロファイルやMDGテクノロジーで定義された要素の場合には、これらの独自の属性を参照・設定できる独自のグループが追加されます。
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参照: