既定のパースペクティブ

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既定のパースペクティブ

Enterprise Architectには、さまざまな組み込みのパースペクティブが用意されており、それぞれにMDGテクノロジーとモデルテンプレートが含まれています。それぞれのパースペクティブは、パースペクティブセットと呼ばれるグループに整理されています。

 

既定のパースペクティブセットおよびその内容は、Enterprise Architectのさまざまな利用状況を想定して作成されています。たとえば、ストラテジスト・エンタープライズアーキテクト・ソリューションアーキテクト・要件アナリスト・UXデザイナー・情報技術者・システムエンジニアなどが利用することを想定したパースペクティブが定義されています。適切なパースペクティブが既定のパースペクティブセットにあれば、それを利用して効率よく作業を進めることができます。

 

このページでは、Enterprise Architectが定義する各パースペクティブセットとパースペクティブについて説明します。また、独自のパースペクティブを作成することもできます。独自に定義したパースペクティブは、パースペクティブセットのリストの上の方に追加表示されるメニューから呼び出すことができます。

 

これらのパースペクティブを選択して適用する方法は、「パースペクティブの利用」のページをご覧ください。

 

 

注意:

  • パースペクティブを切り替え後、ダイアグラムの新規作成時に、パースペクティブに関係するダイアグラムが作成できない場合には、以下のいずれかが原因です。
    • MDGテクノロジーの設定で、該当の記法(MDGテクノロジー)が有効になっていない
    • 利用しているエディションでは利用できない記法・表現である
      (SysML・UPDM・TOGAF・Zachmanなど)
    • Enterprise Architectのインストール時に、「追加アドインの選択」において選択していない
      (データフロー図(DFD)・フォルトツリー解析(FTA)・産能大式フローチャート・プロセスフロー図(PFD))
    • 別途アドインのインストールが必要
      (GSN・USDMなど)
  • 画面右上の「すべてのパースペクティブ」ボタンを押し、「すべて」を選択することで、すべてのパースペクティブに含まれる内容が利用できるようになります。
  • 独自に追加したMDGテクノロジーは、既定のパースペクティブを利用時には利用できなくなります。独自のMDGテクノロジーを含むパースペクティブを定義 してください。

 

 

メニュー項目と既定のパースペクティブ

項目

説明

利用制限

その利用者の、パースペクティブに関する制限が表示されます。また、設定ダイアログを呼び出せます。利用制限の設定がある場合のみ表示されます。

すべて

すべてのMDGテクノロジーが利用できるように設定します。

プロジェクトのパースペクティブ

プロジェクトごとに保存したパースペクティブが格納されています。パースペクティブの定義は、「独自のパースペクティブの定義」のページをご覧ください。プロジェクトに保存したパースペクティブがある場合のみ表示されます。

自分のパースペクティブ

独自に定義したパースペクティブのうち、自分のパースペクティブとして作成した項目が格納されています。パースペクティブの定義は、「独自のパースペクティブの定義」のページをご覧ください。独自に定義したパースペクティブがある場合のみ表示されます。

MDGテクノロジー

独自に追加したMDGテクノロジーや、アドインが提供するMDGテクノロジーを利用します。

UML

このグループには、以下のパースペクティブが含まれます。

  • UML 全部 - UMLで定義されるすべての図が含まれます。
  • UML 基本要素のみ - UMLで定義されるすべての図が含まれますが、よく使われる要素・接続のみに絞り込んだ内容です。

戦略

このグループには、以下のパースペクティブが含まれます。

  • 戦略モデリング
  • 箇条書き - マインドマップ風に文を構成・表現できます。

分析

このグループには、以下のパースペクティブが含まれます。

  • ホワイトボード
  • フローチャート
  • FTA/ATA - (Enterprise Architectのインストール時に選択が必要です。)
  • GSN - (別途アドインのインストールが必要です。)
  • カスタム図

要求

このグループには、以下のパースペクティブが含まれます。

  • 要求図(EA独自)
  • USDM - (別途アドインのインストールが必要です。)
  • DMN (意思決定モデリング) - Decision Modeling Notation (DMN) を利用したモデリング

画面設計

このグループには、以下のパースペクティブが含まれます。

  • ワイヤーフレーム - スマートフォンやWebブラウザの画面
  • Win32画面設計 - 汎用画面設計に、Win32独自の要素を追加
  • シンプル画面設計 - 昔のバージョンからEnterprise Architectに存在する画面要素を利用した画面設計

ビジネスモデリング

このグループには、以下のパースペクティブが含まれます。

  • BPMN
  • BPMN 基本要素のみ - BPMN 2.0の内容のうち、よく使われる要素・接続のみに絞り込んだ内容です。
  • BPSim - BPMN 2.0のモデルのビジネスプロセスシミュレーション
  • 産能大式フローチャート - (Enterprise Architectのインストール時に選択が必要です。)

ソフトウェアエンジニアリング

このグループには、以下のパースペクティブが含まれます。

  • DFD (データフロー図) - 構造図(Structure Chart)も含みます。
    (Enterprise Architectのインストール時に選択が必要です。)
  • ICONIX

システムエンジニアリング

このグループには、以下のパースペクティブが含まれます。

  • SysML - SysML1.4/1.5が利用できます。
  • SysML 基本要素のみ - SysML1.4/1.5の内容のうち、よく使われる要素・接続のみに絞り込んだ内容です。
  • UAF
  • MARTE
  • 脅威モデリング

シミュレーション

このグループには、以下のパースペクティブが含まれます。

  • BPSim
  • DMN (意思決定モデリング)

データベース設計

このグループには、以下のパースペクティブが含まれます。

  • データベース設計 - Enterprise Architectで利用できるDBMSのデータベース設計をするためのテンプレート
  • データウェアハウス アーキテクチャ
  • データウェアハウス スキーマ

エンタープライズアーキテクチャ

このグループには、以下のパースペクティブが含まれます。

XML設計

  • XSLT
  • WSDL
  • XMLスキーマ

出力

Enterprise Architectの支援機能のうち、特に出力に関係する内容の定義のための図・記法が含まれます。

設計支援

このグループには、以下のパースペクティブが含まれます。

  • レビューとディスカッション - モデルの内容のレビューするための、レビューの定義およびレビュー対象の要素の定義
  • PFD (プロセスフロー図) - (Enterprise Architectのインストール時に選択が必要です。)
  • 変更管理 - 変更要素を利用し、変更点の定義と管理
  • カスタム図

ツール拡張

このグループには、以下のパースペクティブが含まれます。

  • パースペクティブ定義
  • MDGテクノロジービルダ

設定

パースペクティブに関する設定を行います。