Enterprise Architect 17.0の新機能のご紹介
ここでは、Enterprise Architectの最新版であるバージョン17.0の情報をお知らせします。いくつかの機能は利用できるエディションが限定されます。
バージョン17.0は2024年9月24日にリリースいたしました。
バージョン17.0の主な強化ポイント
バージョン17.0での機能強化は、ダイアグラム内での操作性の改善と、モデルの編集履歴の活用支援が中心となります。
そのほかにも、多数の細かい機能強化・バグ修正が含まれます。新バージョンの概要につきましては、以下のPDFドキュメントをご覧ください。
Enterprise Architect17.0 機能ガイド
ダイアグラム内での操作性の改善
ダイアグラム内での操作について、さまざまな改善を行いました。中心的な改善点としては、「整列や配置操作の改善」「要素の挿入」「既存の要素との結びつけ」の3点があります。このページでは、それぞれについて代表的な操作を1つずつ紹介します。すべての内容は機能ガイドをご覧ください。
整列や配置操作の改善
2つの要素間の中心位置にある場合に、補助線を表示するようになりました。
要素の挿入
既存の要素間の接続に、他の要素を挿入できるようになりました。
既存の要素との結びつけ
分類子をアイテムフローにドロップすることで、運ばれる要素として指定できるようになりました。
モデルの編集履歴の活用支援
Enterprise Architectでは、さまざまな機能でモデルの編集履歴を保持・参照できます。バージョン17.0では、モデルの履歴サブウィンドウを追加し、以下の機能に関する情報を一元的に参照・操作できるようになりました。また、項目によっては現在の内容との差分や、2つの項目の差分を表示できます。
- スナップショット (新機能・プロフェッショナル版では一部機能のみ)
- ベースライン
- 派生設計 (バージョン16.1までの「変更の把握と追跡が可能なモデル」の機能の名称を変更)
- バージョン管理
- 監査
お詫びと補足
当初はSysML 2.0への対応もこのバージョン17.0で予定していましたが、SysML 2.0の仕様がまだ完成しておらず不明瞭な点も少なからず残っており、また既存のUML/SysMLなどと異なる点が多いため実装に時間がかかっています。その結果、このバージョン17.0の初期リリースでの対応は行わないこととなりました。対応は引き続き行っており、将来的なバージョンでの対応を予定しています。
機能ガイド
Enterprise Architect17.0 機能ガイド
以前のバージョンの強化ポイント
Enterprise Architectバージョン16.1での強化ポイントについては、こちらのページをご覧ください。