USDMアドインについて
USDMとは?
USDM (Universal Specification Describing Manner)とは、要求を階層構造で表現し、仕様を漏れなく抽出するための優れた手法です。要求の背景としての理由を明確にする点など、さまざまな特徴があります。USDMについての概要や書き方は、書籍「要求を仕様化する技術 表現する技術」などをご覧下さい。
なお、このアドインはスパークスシステムズ ジャパンが独自に企画・作成しているものです。USDMの提唱者である清水様や、弊社が賛助会員として参画している派生開発推進協議会(AFFORDD)とは、直接の関係はありません。
USDMアドインとは?
USDMアドインを利用すると、USDMのExcelを作成する作業をEnterprise Architectで効率的にできるようになります。具体的な機能は次の通りです。
- 要求・仕様要素を配置し、関係を定義
- クイックリンク機能を利用した、効率的な作成
- 要素ごとの独自のプロパティダイアログ
- ダイアグラム上での検討に役立つ、追加の操作
- 番号の自動設定・振り直し
- 自動レイアウト
- 定義した内容を、Excel形式で出力
- Excel形式で出力した内容を、モデルに反映
これらの機能の詳細は、PDFドキュメントをご覧下さい。
機能紹介の動画
USDMアドインの概要を動画で説明しています。(12分5秒・音声あり)
図をExcelのセルに出力する機能の紹介です。(4分44秒・音声あり)
(動画中で紹介しているエクスモーション様のセミナーは「【Eureka Live】みんなが納得する要求仕様書を書く方法」です。)
定義例
定義内容からExcelファイルを自動生成した例
必要システム構成
このアドインを利用するためには、以下の環境が必要です。
- 日本語版Enterprise Architect バージョン15.0以降 (すべてのエディションで動作します)
- .NETフレームワーク ランタイム 4.7.2以降
- Excel出力機能・読み込み機能を利用する場合には、Excel 2010以降
- 弊社動作確認はExcel 2010で行っています。他のバージョンのExcelで問題が発生する場合には、サポートにご連絡下さい。
- Enterprise Architectバージョン15.2以前および32ビット版のバージョン16.0では、32ビット版のExcelが必要です。
USDMアドインの利用方法
USDMアドインを利用する場合には、以下のリンクからアドインのファイルをダウンロードして下さい。インストール方法はこちらをご覧下さい。
addin_USDMSupport.zip
このUSDMアドインは、日本語版Enterprise Architect用です。英語版Enterprise Architect用のUSDMアドインをご希望の方は、サポート窓口にお問い合わせください。
Microsoft Edgeブラウザをご利用の方へ
アドインのZIPファイルをダウンロードすると、Microsoft Defender SmartScreen機能によりダウンロードができない(ように見える)場合があります。この場合には、こちらのページに記載の手順で回避をお願いします。
利用方法・操作方法
利用方法の詳細は、ドキュメントをご覧下さい。以下のリンクからダウンロードできます。
その他
- プロセスフロー図(PFD)作成アドインにつきましては、こちらのページをご覧下さい。
- 海外拠点などでこのアドインを利用したいというお問い合わせが時々届きます。1法人あたり、110万円/1年(消費税込)で利用可能です。海外から購入する場合の価格はお問い合わせください。
- このUSDMアドインは、今後の機能追加・拡張は予定していません。機能追加や動作内容の変更をご希望の場合には、有償追加サポートの「アドイン・アプリケーション作成」あるいは「弊社作成のアドインの優先機能追加」として対応可能です。
(既存の機能のバグに対する修正は随時行っています。もし何か問題がありましたら、サポートにご報告いただけますと助かります。)