アドインセットアップツール
ここでは、アドインの登録等を一括して行う簡易ツール「アドインセットアップツール」について紹介します。
「アドインセットアップツール」を用いたインストール方法
「アドインセットアップツール」を用いた、アドインのインストール方法は次の通りです。(※注意事項もご覧ください。)
- ZIPファイルで配布されている場合は、ZIPファイルを展開してください。
- EAが起動していないことを確認してください。
- インストールするアドインのDLLと同じフォルダにあるEAAddinSetup.batファイルを選択して右クリックし「管理者として実行」を行ってください。
- 「アドインの登録が完了しました。」と表示されたら完了です。
- EAを起動し、アドインを利用できるかご確認ください。
LinuxおよびmacOS環境でWineを利用している場合には、手順3ではターミナルを開き、EAAddinSetup.batのあるディレクトリに移動してから「wine cmd.exe /C EAAddinSetup.bat」と実行してください。CrossOverを利用している場合には、CrossOverの「コマンドを実行」で、アドインの「EAAddinSetup.bat」を選択・実行してください。
アンインストール方法
- Uninstall.batを選択して右クリックし「管理者として実行」を行ってください。
トラブルシューティング
アドインセットアップツール実行時の各症状別に考えられる原因を以下に記載します。以下の項目に当てはまらない場合はサポートまでご連絡ください。
- EAAddinSetup.batの実行時にエラーメッセージが表示される場合:
エラー名 考えられる原因と対策 共有違反です すでに該当アドイン(もしくは別アドイン)をインストール済みで、かつEAが起動した状態・EA.exeプロセスが実行中になっています。EAを閉じた状態もしくはOSを再起動後に、インストールしてください。 CMD では UNC パスは現在のディレクトリとしてサポートされません。 バッチファイルはUNCパス(\\name)には対応していません。.ini, .dllと共にローカルマシンなどへ移動してから実行してください。 WindowsによってPCが保護されました Windows Defender SmartScreen によって制限された状態になっています。EAAddinSetup.batのプロパティを開き「全般」タブ一番下のセキュリティで「許可する」にチェックを入れ、「ダウンロードしたファイルのブロック設定」を解除してから実行してください。 ▲エラー: アクセス権がありません。「管理者として実行」してください。 EAAddinSetup.batを選択して右クリックし「管理者として実行」を行ってください。 ▲エラー: EAインストールパスが不明です。EAを一度起動し、閉じてから再度実行してください。 EAがインストールされていない、またはEAがインストールを行う管理者ユーザで一度も起動されていない可能性があります。インストールを行う管理者ユーザの権限でコマンドプロンプトを開き、'(EAインストールパス)\EA.exe /register' を実行後、再度アドインセットアップを実行してください。
'EA.exe /register'実行後でも同じエラーメッセージの場合は、OSの設定等によりレジストリの読み込み・書き込みが制限されていないか確認してください。
LinuxのWine環境でこのエラーが表示されている場合には、Wineの環境が64ビット環境になっていることが原因の場合があります。~/.wine/drive_cに'Program Files (x86)'ディレクトリがあれば64ビット環境です。この場合には、.wineディレクトリを一度削除し、'export WINEARCH=win32'を実行後にwinetrickの実行から再度インストールをやり直す必要があります。▲エラー:***ファイルのコピーに失敗しました。 EAインストールパスを正しく取得できなかった可能性があります。インストールを行う管理者ユーザの権限でEAを一度起動し、閉じた後に再度実行してください。「アクセスを拒否されました」というメッセージもある場合は、インストールを行う管理者ユーザの権限が不足していないか確認してください。 ▲エラー:iniファイルで指定されたバージョンの.NetFrameworkが見つかりません。 アドイン実行に必要な.NET Frameworkがインストールされていない可能性があります。アドインの説明を読み、実行に必要な.NET Frameworkをインストールしてください。 ▲エラー:EAビルド **** 以上が必要です。 アドイン実行に必要なバージョンのEAがインストールされていない可能性があります。アドインの説明を読み、実行に必要なバージョンのEAをインストールしてください。 ▲エラー:iniファイルの・・・ EAAddin.iniの内容が正しくない可能性があります。アドインの配布元もしくはスパークスシステムズジャパン サポートまでご連絡ください。
- EAAddinSetup.batの実行がすぐに終了し、アドインが登録されない場合:
EAAddinSetup.batが存在するフォルダ名もしくは途中のフォルダ名に '&' '(' '^' 等が含まれていないか確認し、含まれている場合は、含まれない名前に変更し再度「管理者として実行」を行ってください。
- EAAddinSetup.batの実行時により正しく登録できたが、アドインが利用できない場合:
- 「アドイン・拡張」リボン内の「アドイン」パネルにある「管理」ボタンを押して表示される画面で、登録したアドイン名が表示されない場合
- EAAddin.iniの内容が正しくない可能性があります。アドインの配布元もしくはスパークスシステムズジャパン サポートまでご連絡ください。
- 「アドイン・拡張」リボン内の「アドイン」パネルにある「管理」ボタンを押して表示される画面で、アドイン名は表示されているがエラーメッセージが表示されている場合
- EAAddin.iniの内容が正しくない可能性があります。アドインの配布元もしくはスパークスシステムズジャパン サポートまでご連絡ください。
- アドイン実行時にエラーが発生する場合
- アドインに問題があります。アドインの配布元もしくはスパークスシステムズジャパン サポートまでご連絡ください。
- 「アドイン・拡張」リボン内の「アドイン」パネルにある「管理」ボタンを押して表示される画面で、登録したアドイン名が表示されない場合
- EA32ビット版では問題なく動作したアドインが、EA64ビット版では動作しない場合:
Enterprise Architect 16.0の新機能のご紹介のページからダウンロードできるPDFファイル「Enterprise Architect16.0 機能ガイド」の末尾の情報をご覧いただき、対処をお願いします。
注意事項
バッチファイルEAAddinSetup.batをご利用になる上での注意事項を以下に記します。
- EAAddinSetup.batを選択して右クリックし「管理者として実行」を行ってください。
- EAAddinSetup.batが存在するフォルダ名もしくは途中のフォルダ名に '&' '(' '^' 等が含まれないようにしてください。
- EAAddinSetup.batを実行する際に、EAが起動していないことを確認してください。
- EAAddinSetup.batを実行する管理者ユーザとしてEAを一度起動している必要があります。
- .NET Frameworkで作成されたアドインを登録するためには、.NET Frameworkがインストールされている必要があります。必要な .NET Frameworkのバージョンは、アドインのインストール設定に依存します。
「アドインセットアップツール」を用いたアドイン配布手順
アドインを配布する場合は、アドインの利用側でいくつかの手順が必要となります。 「アドインセットアップツール」を用いたアドイン配布手順は以下となります。
- 作成したアドインのDLLを準備
- 以下の「アドインセットアップツール」をダウンロード・解凍
- アドイン名やDLL名など必要な情報をiniファイルに記載
- 必要なファイル群を利用者へ配布
「アドインセットアップツール」の利用・配布について
「アドインセットアップツール」は、Enterprise Architectのサポートが有効な方がアドインを配布する場合に利用できます。ただし、アドインセットアップツール本体(バッチファイル)の改変および改変したアドインセットアップツールの配布はできません。アドインセットアップツール本体に問題がある場合には、お手数をおかけしますがサポート窓口にご報告ください。
2019年4月1日以降の再配布につきましては、再配布許諾契約に従う場合に再配布可能です。再配布許諾契約は、「アドインセットアップツール」のZIPファイル内に含まれています。概要は以下の通りです。
- アドインを無料で配布する場合、「アドインセットアップツール」は無料で再配布できます。
- 個人でアドインを作成し、無料で公開・配布する場合
- 社内で独自にアドインを作成し、社内や関係会社内で利用する場合
- アドインの作成や利用に何らかの対価が発生する場合には、「アドインセットアップツール」の再配布には使用料のお支払いが必要です。
- アドインを有料で配布・販売する場合
- 「アドインセットアップツール」の対象となるアドインの開発を他社・他者から有償で請け負い、納品物に含める場合
- アドイン自体は無料でも、そのアドインの利用にあたり何らかの費用が発生する場合
(例: 有料製品と連携するためのアドイン・有料の会員のみ利用可能・有料のコンサルティングやセミナーを受けた方のみ利用可能、など) - ただし、以下の場合には無料で再配布できます。
- スパークスシステムズ ジャパンのパートナーの場合
- 2019年3月31日より前に既に利用していて、2019年4月1日以降にアドインを改変していない場合
「アドインセットアップツール」の使用料は、日本語版・英語版の言語ごとに年間22万円(消費税込)です。日本語版・英語版の両方を使用する場合には、44万円(消費税込)となります。使用料はアドインの個数には依存しません。
対価の発生するアドインに対して「アドインセットアップツール」が再配布可能な組織および再配布可能期間は以下の通りです。
- 株式会社構造計画研究所 (2025年3月31日まで・日本語版)
- 三菱電機ソフトウエア株式会社 通信機事業所 (2025年3月31日まで・日本語版)
- 株式会社エクスモーション (2025年3月31日まで・日本語版)
- 株式会社オージス総研 組み込みソリューション部・モデルベースシステムエンジニアリング部 (2025年3月31日まで・日本語版)
- ビースラッシュ株式会社 (2025年3月31日まで・日本語版)
- リベラルロジック株式会社 (2025年3月31日まで・日本語版および英語版)
- ガイオ・テクノロジー株式会社 (2025年6月14日まで・日本語版および英語版)
ダウンロード
内容 | 更新日 | - |
アドインセットアップツール 日本語版 バージョン4.1 | 2024/03/26 | ダウンロード |
アドインセットアップツール 英語版 バージョン4.1 | 2024/03/27 | ダウンロード |
アドインセットアップツール 英語版 インストール方法説明ページ | - | About Add-in Setup Tool |
変更履歴
- Version4.1(2024/03/26)
- ・コマンド"xcopy"でサブディレクトリもコピーするように変更しました。
・コマンド"copy" に相対パスがあるときの内部処理を変更しました。 - Version4.0.3(2022/12/09)
- ・付属ファイルのコピー時に「アクセスが拒否されました。」のメッセージが表示される場合がある問題に対応しました。
- (2022/06/14)
- ・readmeForSetup.txtファイルの記載を変更しました。
- Version4.0.2(2022/01/20)
- ・wine での実行時に「elseを内部または外部コマンド、バッチ スクリプトとして認識できません。」のメッセージが表示される問題を修正しました。
- Version4.0.1(2021/10/26)
- ・32ビットOSの時にEA 64ビット版のパスチェックをスキップしない問題を修正しました。
- Version4.0(2021/10/19)
- ・EA 64ビット版に対応したアドインのインストールに対応しました。
・エラーメッセージを変更しました。 - Version3.13(2020/08/07)
- ・エラー発生時、トラブルシューティングのURLの表示を行うように変更しました。
・インストールされているEAのビルド番号の確認を行うコマンドを追加しました。 - Version3.12(2020/06/09)
- ・アドインセットアップツールのバージョン表示を行うように変更しました。
・XCOPYコマンドが失敗する問題を修正しました。 - Version3.10(2020/01/31)
- ・アドインのレジストリの登録先をHKEY_LOCAL_MACHINEのみに変更しました。
・エラー判定を正しく行えていない場合がある問題を修正しました。 - Version3.9(2019/04/02)
- ・「再配布許諾契約」RTFファイルを追加しました。