他のツールからEnterprise Architectへのデータの移行
このページでは、以下のツールからデータを移行する方法についてご紹介します。
Rational Software Architect/Developer/Modeler
Rational Software Architect/Developer/Modelerからの移行には、uml2/emxファイルをそのままEnterprise Architectで読み込むことができます。「生成・入出力」リボン内の「モデルの入出力」パネルにある「読み込み」→「EMX/UML2」を実行してください。
Rhapsody
Rhapsodyの拡張子.rpyファイルを直接読み込むことができます。「生成・入出力」リボン内の「モデルの入出力」パネルにある「読み込み」→「Rhapsody」を実行してください。
日本語文字を含むデータでは、日本語の内容が文字化けしたり、読み込み時にエラーになったりする場合があります。この場合には、Rhapsodyのファイルに含まれる日本語データを修正するコンバータを適用してから読み込むことで解決できます。このコンバータが必要な場合には、サポート窓口にご連絡ください。
MagicDraw・Cameo
詳細はMagicDraw・Cameoのデータの読み込みのページをご覧ください。
ReqIF形式のデータ
ReqIF形式のデータは、ReqIFアドインを利用することで、Enterprise Architect内の要素(独自の要求要素あるいはSysML 1.5の要求要素)として読み込むことができます。詳細はReqIFアドインのページをご覧ください。
astah*(JUDE)
astah*の拡張子.astaファイルの内容をプロジェクトファイル(EAPX)に転送するためのツールを提供しています。
設定方法・利用方法
この移行ツールを利用するための設定および利用方法は、下のリンクからダウンロードできるZIPファイル「EAImporter.zip」に含まれるPDFファイルをご覧下さい。
ダウンロード
バージョン6.9 対応版:EAImporter.zip
なお、バージョン7.0以降のprofessional版での動作につきましては、上記ファイル内のPDFファイルの「注意事項」をご覧ください。
制限事項
現在の制限事項は次の通りです。
- クラス図
- テンプレート(パラメタライズド)の情報は欠落します。
- コンポジット構造図
- パートプロパティ要素が持つポートには未対応です。
- 提供インターフェースには未対応です。
- ユースケース図
- 拡張点の内容を示すノート要素が図の左上に追加されてしまいます。削除して下さい。
- ユースケース要素のサイズが変わる場合があります。
- アクティビティ図
- 振る舞い呼び出しアクションは通常のアクションとして表現されます。
- コネクタはアクションとして配置されます。
- アクティビティパーティションは見出し部分の高さ(幅)が異なるため、変換後に手動での位置調整が必要です。
- シーケンス図
- 実行仕様のレベルの情報は移行できません。移行後に手作業で修正してください。
- 複合フラグメントの区画や条件が複数ある場合、区画を分ける点線の位置は移行できません。移行後の図でALTキーを押しながら点線をドラッグし、位置を変更して下さい。
- 「消滅」を示す×記号を配置してある場合、欠落します。
- プロジェクトのオプションの「メッセージの間隔」の設定を「35」(EAの既定値)に設定して下さい。それ以外の場合には、メッセージの位置がずれます。
- 各ライフラインの最上部の四角形の配置位置は固定です。そのため、元の図と位置が変わる場合があります。
- コミュニケーション図
- メッセージの位置は移行できません。
- SysML 1.5 要求図
- SysML 1.5が有効になっていないと、正常に移行できません。
- 作成された要求図について、ダイアグラムの背景でダブルクリックしてプロパティ画面を出し、「要素」タブ内の「タグ」にチェックを入れて下さい。idとnameの情報が表示されます。
- 包含の接続は直線で表現されます。
- その他・共通事項
- 色も移行できますが、グラデーションのかかり方が異なるため見た目が変わります。
ユーザーオプションの「グラデーションと背景」の設定において、以下のように設定すると似たような表示になります。 - グラデーションの向き : 左から右
- 濃度 : +50% (スライダーを右端に)
- 範囲 : 100% (スライダーを右端に)
- 色も移行できますが、グラデーションのかかり方が異なるため見た目が変わります。
- 直角線以外の線のスタイル(曲線・直角曲線)は移行できません。
- 接続の位置がずれる場合があります。特に、自分自身への接続の位置は正しく移行できません。
- ラベル(接続の名前などの文字列)の位置は移行できません。
- 同じ要素が1つの図に複数配置してある場合、移行結果は正しくなりません。移行前の図から削除して下さい。(配置される要素の大きさが大きくなります。)
- 属性・操作・接続を図から非表示にしてある場合、移行すると表示されます。
- モデルブラウザ内のパッケージや要素・ダイアグラムの順序は移行できません。
- 以下の内容には対応していません。
- 直線・楕円などの図形や、画像などの特殊表現
(長方形のみ、サブジェクト(境界)要素として移行します。) - UML以外の種類の図およびその図の内容
転送でエラーになる場合には、ご連絡下さい。問題となるデータをいただければ、できる限り対応いたします。
その他のツール
その他のツールにつきましては、XMI形式でデータを読み込むことができる場合があります。Enterprise Architectが対応するXMIのバージョンは、1.0〜1.2/2.0〜2.5.1です。