Enterprise Architect 事例紹介セミナー

2017/2/10(金)に、「Enterprise Architect 事例紹介セミナー」を開催いたしました。

以前より多くのお客様から頂戴している「Enterprise Architectを利用した実際の設計開発の現場における利用事例を知りたい」というご要望にお応えして、この度、弊社主催で「Enterprise Architect 事例紹介セミナー」を開催いたしました。このセミナーの模様が、gihyo.jpにて公開されています。

 

このセミナーの概要は以下の通りです。

Enterprise Architect 事例紹介セミナー
日付2017年2月10日(金)
時間13:45〜17:30 (13:20 受付開始)
会場東京国際フォーラム (JR有楽町駅から徒歩1分)
内容
  • 「宇宙機開発におけるMBSEの導入とツールの活用について」
    国立研究開発法人 宇宙航空研究開発機構様
  • 「プロダクトライン開発を見据えたモデリングにおけるEnterprise Architectの活用」
    日本精工株式会社様
  • 「ソフトウェア開発戦略史」
    神奈川県住宅供給公社様
  • 欧州におけるEnterprise Architectの利用状況等
    LieberLieber Software GmbH様
詳細は本ページの下にある「プログラム」欄をご覧下さい。
参加費無料
(事前お申し込みが必要です。)
参加条件特にありません
(弊社製品未購入の方や製品サポートが終了している方もご参加いただけます。)
(下記「注意事項」もご覧下さい。)
定員80名 93名 102名
(再増席しました)
主催スパークスシステムズ ジャパン株式会社

プログラム

  1. 13:45〜13:50 (5分)
    ご挨拶・セミナー内容紹介
    スパークスシステムズ ジャパン株式会社 代表取締役 河野岳史

    このセミナーの内容や実施の背景などを紹介いたします。

  2. 13:50〜14:40 (50分)
    宇宙機開発におけるMBSEの導入とツールの活用について
    〜 面倒くさいを超えるメリットを考える 〜

    国立研究開発法人 宇宙航空研究開発機構(JAXA)
    研究開発部門 第三研究ユニット
    舟生 豊朗様

    本講演では、JAXA が現在取り組むモデルベース開発の取り組みを紹介します。
    現在の開発プロセスについて述べ、現在研究している上流設計で作成したモデルを製造現場で生かせるモデルの作成方法、顧客−設計担当−製造担当間での仕様記述の解釈齟齬を原因とする運用的および信号的インタフェース不具合の発見方法、仕様変更における全体影響への対応等、関係者全員のメリットを生み出すための手法やツールを説明します。

  3. 14:40〜15:20 (40分)
    プロダクトライン開発を見据えたモデリングにおけるEnterprise Architectの活用
    〜 自動車:電動パワーステアリング開発における事例 〜

    日本精工株式会社
    ステアリング技術センター ステアリングR&Dセンター 次世代コラムEPS開発部
    高橋 寛之様

    弊社では、複数の自動車メーカー様に向けて数多くの製品バリエーションを同時提供しています。従来の“一品一様開発”から“プロダクトライン開発”への変革を目指し、再利用を意識したソフトウェアアーキテクチャの開発を進めており、そのモデリングツールとしてEnterprise Architectを活用しています。本発表では、共通性・可変性といった再利用の視点からソフトウェアアーキテクチャを導出する様子、およびモデルでその視点を表現する事例を紹介し、また今後の課題・Enterprise Architectへの期待を述べます。

(休憩時間:15分)

  1. 15:35〜16:25 (50分)
    ソフトウェア開発戦略史
    神奈川県住宅供給公社
    不動産賃貸事業部 運営管理課
    笹沼 透様

    ソフトウェアの開発手法は無数に存在しますが、唯一絶対のものは存在しないと考えます。ソフトウェア開発を実践していくためには、自分や組織に合うように、複数の開発手法を組み合わせ、カスタマイズしていく必要があるでしょう。そこで、私が取り組んできた開発手法のカスタマイズの歴史をご紹介するとともに、これをいかにEnterprise Architectが支えてきたかを具体的な事例を交えてご紹介します。
    (笹沼様による、講演内容に関連する情報提供のBlog)

  2. 16:25〜17:15 (50分)
    Usage of Enterprise Architect in European Concerns - current Challenges and Solutions
    LieberLieber Software GmbH
    CTO
    Roman Bretz様

    LieberLieber社は、Enterprise Architect利用者へのコンサルティングなどの支援を行うほか、「LemonTree」「AUTOSAR Engineer」などのEnterprise Architect連携製品を開発し販売しています。今回は、欧州 (主に自動車業界) におけるEnterprise Architectの利用状況と、現場での問題点を元に独自に開発したEnterprise Architectのアドインについて紹介します。
    (逐次通訳つきの英語でのご講演となります。)

    (お知らせ: Roman Bretz様の講演内容について、より具体的に知ることができるセミナー『差分比較・マージツール「LemonTree」体験セミナー』を2月14日に開催します。ご興味のある方はぜひご参加下さい。)

  3. 17:15〜17:30 (15分)
    まとめ
    今回のセミナーのまとめと、アンケートのご記入の時間となります。

懇親会につきまして

今回のセミナーの終了後、会場近くにて懇親会を開催いたしました。

重要なお知らせ
今回のセミナーは、後日の再開催や同内容の別会場での再開催はございません。また、主催者からは、本セミナーに未参加の方やご欠席の方への当日の配布物やスライドの事前・事後の配布は行いません。